タケル15才

3/10
8人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
自宅への帰り道。タケルは近道をするため、公園をいつも横切る。        公園に赤い服の男がうちの生徒数人と一緒にいた。        (!!!!あれはサンタ!!    こんな所で何してるんだ!?)       タケルは身をかがめて様子をうかがう。       サンタ「さあさあ、ぼっちゃん達、よってらっしゃい!見てらっしゃい!」        生徒「なんだよ、オッサン!俺達忙しいんだ」       サンタ「ほほぅ…コレを見ても、まだそんな大口を叩いていられるかな???」       サンタは中途半端な壁のパントマイムを始めた。       (うわぁ…。   サンタ…相変わらずだな。今出てって知り合い扱いされるのはやだな…)       サンタ「どう!?どうよコレ!壁とかガラスねぇんだぞ!?ホレホレホレ!」       生徒「ほっといて帰ろーぜ!」       生徒達はサンタに目もくれず帰ろうとする。 それを体を張って引き止めるサンタ。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!