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(ったく!なんなんだよサンタのやつ!)
家路を早足で歩くタケルが目にしたのは、またしても赤ジジイだった。
道端でサンタが指折り数えながら考え事をしている。
こちらに気づき、アタフタし始めるサンタ。
サンタ「や、やあ!タケルくんじゃないか!
やたら大きくなったね♪
わかってたよ!おじさん全部わかってた!
そ、そうだ。
君に見せたいものがあるんだ!
壁もガラスも…」
パントマイムしようとするサンタの言葉をさえぎる。
「それはさっき全部見たっちゅーに!
子供に夢を与えるサンタが、白々しい嘘はつくなよ!」
サンタ「う゛う゛、じょびばれんぜじだ」
(ジョビバ連…どこの秘密機関だ…。
ぇ、それ、すみませんて言ったんだよな…。だよな?)
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