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「なるほどそうすればカバーが保護してくれるな……」
うなずきながら神様は後ろ姿を描きそこに甲羅のような物を描く。
「よし、これ位でいいだろう」
そういって神様はテーブルの上に描いたイメージ図を置く。
「なぁ、これって……」
「……ああ」
二人の神様は黙りこんでしまった。
その視線の先にあるスケッチブックに描かれているイメージを見つめながら……
翌日から人の姿は変わった。六本の腕、真っ黒な体。背中には硬い殻持っている。顔はみんな変わらず、ただ男には立派な角がついていた。
人種を差別するものはいなくなった。みんな顔なのだ、差別のしようがない。
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