52人が本棚に入れています
本棚に追加
私と同じ年、ま〇とし君、独身。市のゴミ収集員、ママにパチを教えた張本人!
今は亡き父親がこの店の常連だったそうな。
私が入ってからちょくちょく顔を出す。気に入ってくれてるのは有り難いのだが…こいつ、とんでもないKY男(T_T)
カラオケは演歌ばかり歌う。親父が好きだったとか言いながら。
(それ自体演歌の世界だよ!)
もっと新しい曲歌えよと言うと…我々の青春時代の曲を歌う。
(お前ん中ではそれが新しいのかい!)
一緒に来た人が私に興味を示そうもんなら、私より先に私の事を説明し始める。
(お前はワシの何じゃい!)
ある夜、店に一人で来てラストまで居たま〇とし君。
ママと私に飲みに行こうと言い出した。
ママも一緒だし、まあいいか!とついて行った。
一軒目を出てママは先に帰った。
ま〇とし君、私と2人で飲みたいと言う。
(おいおい!どうなっても知らないよ!)
私は受けて立つ事にして、知り合いの店へ。
焼酎ボトルを入れて飲む。歌う。飲む。歌う。飲む、飲む、飲む、歌う…
二時間ほど経ったろうか…
ま〇とし君ギブアップ宣言!1万円置いて帰りやがった!私は余裕で朝まで飲んで帰りましたとさ!
それからというもの、ま〇とし君は来る度に『あんたはザルやん!悔しいからまた勝負しよう!』と言い続けてる。
(はいはい!いつでもかかって来なさい!
飲み代はお前持ちでな!)
(*^-')ノ
最初のコメントを投稿しよう!