青葉【あおば】

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ふ…っと息が洩れた。 熱くて、柔らかい。 挿れているのは私の方なのに、この陶酔感は…最高だ。              彼は、少し戸惑っていた様子だった。 しかし、すぐに私の衝動に応えてくれた。              口腔内を犯していく彼の舌。自分が、ふるふると震えていくのが分かる。              「んっ…ふ…」 恥ずかしくて、声を我慢していたが、もう限界だった。              体の中心が、ひどく熱い… もうすでに、自分の体がどんな反応をしているのか分かっていた。              口付けは、くちびるから、首へ…              ぶるっ…と震えると同時に小さく声が洩れてしまう。              「あおば…」 耳元で囁いてくる声。 切なくて、彼に腕をからめる。              「はぁっ…」 洩れる声を押さえるために、手の甲を口に当てる。              このままでは、とろけてしまう…              彼が、私の腕を取る。              「もっと、聞きたい…あなたの声を」              彼の顔は、ここに来たときとは違う、男の顔…をしていた。
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