青葉【あおば】

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歪む彼の顔、うっすらと…瞳が見える。              出会ったときの彼と同じ瞳。              彼は変わっていない。              清らかな、水が流れている…                          「…はぁっ…ぁん、清さん」 彼の背中に腕を回す。              「…なんですか、私は……もう………青葉、私は、いったいどうしたら…」 彼は、ほんとうに美しいなぁ、と思う。 自分を飾らない。              「わっちも…今までこんなこと、なかった」 「えっ?」 「清さん、わっちを…極楽へ連れていってくんさい」              彼は笑って、額ににじむ汗をそのままに、承知した、と言い放った。              ふいに来る、快感の嵐。              さっきよりも存在感を増す彼自身が、私の奥を揺する。              「ひっ…」 自分の大腿をかかえあげ、何かが来るのをひたすらに待つ、自分。              「あ、お、ば」                          彼の声を聴いたとき、何かが私のなかで弾けた。
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