出発の餞は橙

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あの日以来、歪んでしまった。     貴方達が僕を歪ませたのは確実にそうだといえる。   それすら気付かないなど、無神経の遥か彼方にいるのかと思う。         僕の歩く人生。     その重たい期待は必要不可欠なものでは無かった筈。    秀才であったならば、汚い手段で手に入れた地位や名誉を掲げて歩いても、恥曝しではないのか。     無様すぎて笑える。     それ故、プライドがお高いのだろうが。    
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