第1章 ‐プロローグ‐

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 *  寮に戻って、制服から私服に着替える。 私服はゴシック系がほとんど。 服は大抵、母が選ぶから、服のシュミは母だ。 “祈織は可愛いから、こういう系の服が似合う”と言って。 嫌いでは無いけど、自分の容姿に拍車をかけていて、男っぽく見られないため、あまり好きではない。 でも、まぁ、これが似合っちゃうから、しょうがないけど。 ゴス×パンクのスタイルで、 インパクトのあるトップスに、細身のズボンを合わせる。 その姿はどこからどう見ても、可愛らしい男の子。 (男っぽくは、無いよな…。) 全身が映る鏡を見て思った。
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