3628人が本棚に入れています
本棚に追加
「この子、誰?あまり見ない顔だけど…。3年…なわけ、無いか。」
「コイツは1年。『Honey』のダチらしい。」
「へぇ。可愛さで言ったら、祈織の方が可愛いけど…」
暫く僕を見てから。
「結構、可愛いじゃん。気に入ったよ。」
そう言うと、
《チュッ》
何か温かいモノが頬に触れた。
えっ…?
真っ赤になりながら、咄嗟に頬に手を当てる。
そう。
頬にキスされたのだ。
噂には聴いていたけど、ここ迄遊び人だとは…。
しかも、初対面で頬にキスって…
軽すぎだし!
「真っ赤だし。可愛い~。…もう一回、キス、しちゃおっかなぁ~?」
妖笑を浮かべる東條さん。
逃げたいけど、追い詰められていて、逃げれない。
もう無理、と思って目をつぶったその時。
誰かが東條さんを止めてくれた。
最初のコメントを投稿しよう!