第1章 ‐プロローグ‐

4/29
前へ
/218ページ
次へ
―――第一、何でボクが選ばれたのだろう…? それさえも分からない。 本当だったら、 この私立邦城学院男子校【ホウジョウ ガクイン】にも入学しなかったのに…。 不合格になるように、 わざと、口調を変えて、暴言まで言ったのに…、 どうして受かるんだよ。 しかも、特待生の『Honey』として…。 ――『Honey』とは誰もが憧れる 生徒会長様のそばに居る事を許された人の事。 同時に生徒会のメンバーと一緒に居る事も許された人の事。 だから、自動的に生徒会に入る事になる。 ボクはそれが嫌だった。
/218ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3625人が本棚に入れています
本棚に追加