自分に自信がなくなった時

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この頃から学校では進路や将来の夢などについて先生からよく聞かれるようになった。周りのみんなも、将来なりたいものなどがだんだん決まってきていた。高校受験に向けて本格的にみんな勉強が始まった。けれど私は将来の事など全然真剣に考えられなかった。それは多分自分に自信がなかったからかもしれない。当時私が夢中になれたものは歌だった。歌は人より少し自信があったから歌手になりたい❗と思っていた。授業中はほとんど勉強をせず、英語の辞書や国語辞典を開いて意味を調べて歌の作詞ばかりしていた。もう一つなりたいと思っていたものは、お笑い芸人❗吉本興業に入りたくてネタばかり考えていた。でもそんなのは夢のような話しで現実的な夢というと、あまり考えられなかった…というより諦めていたのかもしれない。どうせ私には才能ないし❗何も向いてないよ❗と思っていたのかもしれない。でも心のどこかで保育士か美容師になりたいと思っていました。高校受験も私には面倒臭かった。みんな志望校があった中、私はなんでも良かった。勉強するのが面倒臭いから。人生なんかどうでもいいよ!生きていければ!としか思っていなかった。
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