1991年5月

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次の日 廊下で ダチと歩いて 居ると。 『てめぇー!』 と、怒鳴り声が 聞こえていた。 喧嘩だと思い 止める気 などなく ワクワク しながら 見に行った。 2-2組 教室を 覗くと lei。 片手にカッター を 持ち なんか、 ヤバい 感じがしていた。 leiが 『謝れ、謝れ。』繰り返し 叫んでいた。 喧嘩相手は 『…わかったから、それおいてょ。』 ダチが 俺に声を掛けた。『お前、行った方がいんじゃなぃ?』 俺はダチに 言われるまで 呆然としていた。 leiの 髪の色 焼けた肌 手首に リスト跡 目の回りに クマが 出来ていた。 まるで、 別 人 の用に 変わり 果てていた leiに ビックリしていた 喧嘩を止めて 話を聞くため 帰りに ウチに寄るように言った。
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