ｲｰｳﾞﾝ・ﾄﾞｰﾙ

捜しましょう

｢歳ー?でもさ、ジュノーは私の前で着替えるよー?｣
引き剥がされたヘルメースは着替えを始めた

｢お風呂と着替えは違うでしょ｣
興味なさそうに答える

ガチャリ‥

｢ジュノー!!なんで追い出すのさー｣
バスルームから出てきたジュノーに対してヘルメースが叫ぶ

｢当たり前だよ!!入ってくるなり抱き付くし!!｣
顔を真っ赤にしてジュノーが答える

｢えー!いっつもやってる事じゃん!｣

｢もういいよ…僕寝るから｣
溜め息を大きくつくと自分の部屋に入って行った

｢明日から気まずくなっても知りませんよ｣
フォーマルハウトがヘルメースに注意する

｢うーん…大丈夫だと思…｣

その直後

｢フォーマルハウト!!!!!ヘルメース!!!!｣
ジュノーの叫び声が聞こえた

フォーマルハウトとヘルメースは驚いてすぐにジュノーの部屋へ行った

バンｯ!!!!

｢ジュノー!!どうしたんです!!｣
フォーマルハウトが扉を力いっぱい開けた

!!!!!!!!!

その瞬間にジュノーがなぜ自分たちを呼んだのかが分かった

ジュノーの部屋には沢山のｲｰｳﾞﾝ・ﾄﾞｰﾙが置いてある
その部屋の隅に人形ではないものが立っていた