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少し風があり木々の音がかすかに聞こえる夜に1つの足音が響く
足音が止まったのにつれてある音聞こえ始めた
今までからも音はしていたのだろうが木々の音、足音で消されていたのだろう
その音は世にも不気味な音だった
ザクッ…‥ザクッ‥ザクッ…グチュ‥
何かに何かを刺す音だった
「こんばんは…‥お人形さん」
微笑みながらそう口にしたのは足音をさせていたジュノーだった
「誰!!!!?」
そう言ってビックリしたように僕の方を向いたのは顔に点々と赤いものを付けた少女だった
その手には刃の付け根まで血がべっとり付いた包丁を持っていた
足元にはバラバラに赤いものが散乱していた
「あらら‥そんな人間殺して何になるわけ?それに『誰?』ってひどいなぁ君が呼んだのに」
その惨い場面を見慣れているような口調で話し始めた
「僕はジュノー。君、見た目は人間だけど中身は『星』だよね。呪われたんだね可哀想に」
クスクスと笑いながら少女に話す
「私が呼んだ?」
息を荒くしながら少女が口を開いた
「うん」
ジュノーは微笑みながら返事をした
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