君に夢中

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「もう飲めませ~ん」 水を一口も飲まずに、俺にカップを押しつける。 「飲めませんじゃない!ちゃんと飲まなきゃダメだよ」 カップをとり、再びハルトに持たせて言うと 「飲んだら、ご褒美~」 まるで、子供のように駄々をこねて俺の服の裾を引っ張る。 にゃ~ 可愛いぞッ… …って危ない。 落ち着け~ 「ひかるぅ。ご褒美~」 クイクイ裾を引っ張って、うるうる瞳で見上げる。 「ちゃんと飲まなきゃご褒美あげないからね。」 少し意地悪を言えば、ゔ~と口を尖らせてみせる。
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