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ペコは犬用のキャリーケースに入れられ、女の子に大事そうに抱えられ帰った。
ペコは初めて乗る車の揺れに慣れ、いつしか眠りについた。
『ペ…コ……ペコ、ペコ!』
ペコは聞き慣れない声にビックリして目が覚めた。
そしてペコの視界に入ってきたのはペコの事を一目で気に入った女の子と、大人2人。
ペコは見知らぬ場所だったためか、ひどく怯えていた。
『あたしは七海だよ。おいでペコ♪』
女の子の名前は「林 七海」どうしても犬が欲しいとねだり、ペコを購入してもらうことになった。
七海が一生懸命呼ぶが、ペコは動こうとしなかった。
七海は何か思いついたように1人何かを探している。
『み―?どこにいるの―?』
「ニャー」
鳴き声が聞こえ、七海は鳴き声のする方へ走って行き、帰って帰って来たときには何か黒く動めくものを抱き抱えていた。
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