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ペコはみーの事を苦手に思うようになり、それから三日後のこと…
この日七海とママとパパは朝から出かけていて、家の中はペコとみーの二匹だけだった。
ペコはみーの様子が違う事に気が付いた。
朝からずっと横になったままで、ご飯を一口も口にしていないのだ。
『わん。わん。』
(どうしたの?みー大丈夫?)
話かけても返事がない。
ペコは何でもいい、ただ何かしら反応が欲しくてみーの顔を舐めてみた。
するとびっくりするほど熱かった。
そう、みーは体調を崩し熱を出していたのだ。
ヤバイと感じたペコは回りをウロウロした後、熱を少しでも下げようと自分の下を水につけて十分に冷やし、みーの首筋からずっと舐めて冷やした。
その後ペコはみーの横に寝転がり、みーが寒くないように温めてあげた。
みーは最初ペコを避けていたが、ペコがあまりにも必死に自分の看病をしてくれる姿を見て心を開いたのか、みーはペコに少しだけ触れ、力無く『にゃー…』と鳴いた。
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