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ペコはそれだけ…
たったそれだけだが、とても嬉しくなり、より一層看病に励んだ。
完全に安心したみーは、自分の体をペコに預けるようにして眠った。
夕方になり、ようやく七海たちが帰ってきた。
『ただいま~ペコー?みー?』
ペコはみーを起こさないように立ち上がり、七海に向かって吠えた。
『わんわん!』
(七海ちゃん!みーが大変!)
『どうしたのペコ?』
ペコは吠えてても無駄だと思い、七海の服をくわえて引っ張った。
『ペコ引っ張らないで!どうしたの?』
みーの所にたどり着き、ペコが改めて吠えた。
七海はみーを見るなり、みーの異変に気づきママとパパを呼んだ。
みーは毛布にくるり、キャリーケースに入れられパパたちと病院に行った。
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