再会

10/12
前へ
/144ページ
次へ
「放してください!!」 無理やり家に連れて行かれる。 家はマンションにあった。 部屋はその歳での一人暮らしは広いくらいのサイズ。 それだけはわかった。 「凜央はソファに座って待ってて」 ソファの前で手を離される。 「……」 凜央は黙ってソファに座った。 抵抗しても帰る事は不可能そうだ。 そんな気がした。 「はい」 しばらくして、コップを持った睦樹が帰ってくる。 中に入っていたのはホットミルクだった。
/144ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1800人が本棚に入れています
本棚に追加