出会い

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「ありかとうございます」 「またなんかあったらきなよ。今日もいくんだろ?」 「行きますよ。最近は北原と足立って奴と走ってますね他の奴は最近みてないけどまた顔出すみたいなこといってましたよ」「そうか。事故にはきおつけろよ。」「ですね・・・。俺もうそろそろ引退しようかなって思っているんですよ。目標がいなくなってしまいましたからね。」「まぁ、するかしないかはおまえの自由だよくかんがえな。」「はい。んじゃそろそろいきますね。」「お、じゃな。」俺が走る理由・・・。今となっちゃなくなってしまった。俺は奴を越える事がただ一つの理由だったのに・・・。「まぁ、見間違いでしょう。」「そうやろ?13なんてごろごろいるで。」夜の駐車場にオレンジのFDに赤の14が停まっていた。ファーンボボボ。「うい。」「斎藤。治ったんか??」 「おお、小川さんのとこもってった。」「そうか。久々に下りでやらんかぁ?」「いいよ。やっぱ小川さんの腕いいよなぁ。一段と調子いいぜ26。」「そや、なんか他のチームの奴が龍野の13みたらしいで・・・。ま、13ごろごろいるし間違えたんやろが。」 「・・・。見間違いだろ。」 「ま、気にせんでおこな。はてさっそく走りましょか。足立はどっちのる??」 「んじゃ今日は斎藤さんのGTS乗ります。」 「わかた。ほな俺先で。」「ああ。」 ファーンファンファーンパン‼‼ 「ぐ‼」真夜中の峠にRBサウンドが響きわたる。斎藤のスカイラインはGTSにRB26に載せ変えてある。斎藤はあくまでもFRにこだわっているのだ。「やっぱコーナーは速いなぁ。北原。コーナーじゃついてくのが精一杯だ」ファンファーン‼‼「斎藤おかしいでなんでコーナーついてこれるんや。やっぱ奴には勝てんな・・・。でも勝ってみせるで❗」風を切り走り抜ける。自分の思いをぶつけ合いながら・・・。 「はぁ、何回やってもあのコーナーで抜かれるなぁアホやでおまえ。」 「おまえもまだまだ。でもいい感じだったぞ。」 「・・・。」 「?足立どした。こんなんで黙ってたらダメだぞ」  「すげ・・・。」 「はは。足立はもっとまだまだや。さてもうそろそろかえるか。」 「あい・・・。う❗」  「はは、んじゃな。また明日おれもうちょいいるわ」「わかた。んじゃな」「また・・・。」 ファーンファンファーン。「さて・・・。どうするかな・・・。」   ファーンキュキュキュー‼「・・・。ん?寝ちゃったか。このエキゾースト・・・。龍野⁉⁉」
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