428人が本棚に入れています
本棚に追加
騒つく街の中私は走りだした。
正直全然大丈夫じゃなかった。
やっぱり勇希の事を思い出す。
でも、いつまでも泣いていられない。
私はそれから狂ったように働き始めた。
土日も休まず毎日仕事をした。
動いているほうが思い出さないから。
でも、忘れたい。
なんて思った事なかった。
思い出したくないけど
忘れたくない。
矛盾しているけど、本当の事…。
私は自分を見失ってしまい、真っ暗な闇の中をうろうろと歩いていたんだと思う。
最初のコメントを投稿しよう!