出勤

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騒つく街の中私は走りだした。 正直全然大丈夫じゃなかった。 やっぱり勇希の事を思い出す。 でも、いつまでも泣いていられない。 私はそれから狂ったように働き始めた。 土日も休まず毎日仕事をした。 動いているほうが思い出さないから。 でも、忘れたい。 なんて思った事なかった。 思い出したくないけど 忘れたくない。 矛盾しているけど、本当の事…。 私は自分を見失ってしまい、真っ暗な闇の中をうろうろと歩いていたんだと思う。
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