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「こーゆー事。」
相澤さんがそう言った瞬間私の口がふさがれた。
『ガリッ』
私は相澤さんの唇を噛んだ。
「…っ。痛…」
微々たるものだが、相澤さんの唇にはうっすら血が滲んでいた。
「離して下さい!」
私が抵抗すると相澤さんは力をグッと入れた。男の人の力には叶わない事ぐらい過去の事件でわかっていた。
「佐月…悪いけど無理なんだな。」
にたぁと相澤さんが不気味な笑顔になった。
私は過去の事がフラッシュバックしてこえもだせずにいた。
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