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香「ハァ、ハァ、ゲホッゲホッ」
栞「ほれみろ言わんこっちゃない。大丈夫かぁ?」
香「な、なんでそんな、ピンピン、してんだっゲホッ」
栞「いやいやいや。香が体力無さすぎなだけだから。」
実際20メートルぐらいしか走っていない。
香「うっせぇやいっ!!カナの馬鹿バーカッ」
栞「また馬鹿って・・・。でも走ったせいか家もうすぐだね。香は。」
香「うん。うちはね。あっカナはまだまだだっけ?ご苦労様っ!!」
と言ってはいるが、顔はザマァみろとでも言いたげだ。
栞「・・・いい加減キレていい?」
香「ごめんなさいっ謝るからその握った拳をおろして下さいっ」
とかなんとかふざけてるうちに、香の家に着き、香と栞流は別れた。
―PM10:27
栞(あー。10時半か。そろそろ寝っかな。)
夕飯もお風呂も済ませると、睡魔が襲ってくるし、夜も遅いので、栞流はとりあえず今日はもう寝ようと、床に就いた。
栞(そういや今日で四十九日終わる人いたな・・・。行かなきゃ。)
この後行う「仕事」の事を考えながらも、栞流の意識は遠のいた。
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