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週末、あたしはあなたのアパートへと向かった。
(緊張する‥‥
なんて話そう。
ちゃんと顔見れるかな。
でもうれしいよ‥‥)
向かう車内でいろんな事を考えていたの。
けど
だんだん近付くにつれ、恐怖心を抱くようになっていった。
(あたしもう吹っ切れてるの‥‥?
ちゃんと友達として向き合えるの‥‥?)
見えない不安があたしを取り巻いていったよ。
あなたのアパートへと着いてしまった。
(○○の車だ‥‥って事は部屋にいるんだ。
どうしよう。
逢えないよ。
このまま逢ってしまったらあたしはきっと‥‥
○○を求めてしまう)
泣き出してしまいそうだったよ。
アパートの玄関前に立ち、インターホンに手を伸ばした。
震えている‥‥
(やっぱり怖いよ‥‥
友達になんてなれない‥‥)
「ごめんね」
言葉を漏らしてあたしはドアポストの中に指輪を入れた。
音に気づいてあなたがドアを開けてしまわないうちに足早にその場を立ち去ったの。
あの時
あと一歩の勇気があたしにあったなら‥‥
指輪のような輝きが待ってたのかな━━
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