一話 「だれのせいだよ」

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「な…俺は内田の事を思ってだな。」 マコトが弁論するが 「何言ってんだよ!先頭とかなり差がついちゃてるんだよ!」 「姫~」 「姫って言うな!」 チアキはバックからマコトにふじおかを投げつける。 チアキとマコトの口論がはじまった。 その間に残りの三人が木陰に座って、休憩している。 チアキとマコトの口論も終盤に差し掛かっていた。 「ミナミはもう少し皆の事を考えたらどうなんだ。」 「ぅ…。さっきまでの休憩はお前が休憩、休憩言ってたからだろ!お前のせいで皆困ったんだよ!お前だって迷惑かけただろ。」 「ぅ…それは…。」 二人共息があがってきている。次の口論で決着がつきそうだ。 しかし、元気を取り戻した内田が 「チアキ、マコちゃんありがとう。」 と笑いながら言う。 吉野やシュウイチも元気そうだ。 「…ぇ?」 チアキとマコトが声を揃えて言う。 「さぁ。目指せてっぺん!」 内田が歩きながらそう言うと、吉野や秀一もついてくる。
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