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マキと電話を切り、押し入れの奥へと閉まっていた箱を取り出した
なんとなくほこり臭くてクシャミが出そうになる
そっと箱を開けた…――
そこには何年も前に書いていた日記帳と小さなアルバムや雑貨が入っている
目にしたのはずいぶんも前…――
毎日が忙しくて、悠長に過去の思い出に浸る余裕はなかったからだ
少し黄ばんだ表紙が月日の流れを物語っている
一つ…二つ…三つ…ページをめくっていった
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