死の伝言

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~放課後~ 「お~い、伊集院!」 呼んだのは明智だった。 『何?』 「隣町に、なんか幽霊マンションって呼ばれるのがあるんだって、行こうぜ!」 『はぁ~?幽霊マンション、そんなもん嘘に決まってんだろ。』 俺は面倒くさいので適当にあしらった。 「とか言って、実は怖いんだろ。」 腹の立った俺は行くと言ってしまった。バカだなぁ俺。 そのマンションは、30年前に建ったらしい、当時は結構人が入居していたらしいが、ある事件で入居者がどんどん減り、結局今に至る。 マンションは結構なもので、9階まであった。 「うわぁ、高いなぁ。」 鍵はかかっていなかった。 「うわぁ、中は、それっぽいじゃん。」 一階には管理人の部屋しかない。 二階にいくと階段や踊場は、血の様なもののあとがいたるところにあった。 しかし二階にも特に変わったことは無かったので三階に行った。
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