君が好きでたまらない

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どんなに落ち込もうとも仕事ではバリバリ働いている雅樹だが、私生活では涼平にいろいろな面を見せてくれるようになった。 恋人のような甘い生活とはほど遠いが涼平は雅樹との共同生活を楽しんでいた。 現に涼平は雅樹の華奢な体つきから勝手に食の細い人間で、食欲とは無縁な人間だと思っていたが、雅樹は食べる事が大好きな人間だった。 しかも、もっと意外な事に雅樹はとても料理が得意だった。 特に和食は作るのも食べるのも好きらしい。 定時に帰ったあの日以来、雅樹は泊めてもらっている礼だと言って毎日豪華な食事を用意してくれるようになった。
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