君が好きでたまらない

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「へぇ、長谷川、可愛いのにな。男ってああいうタイプ好きだろ?何で断わったんだ?」  邪気もなく素直な雅樹の言葉に涼平は本当に傷ついてしまった。 「俺、好きな人がいるんです!」  怒ったような涼平の言葉に雅樹は大きな目を見開いてパチパチと瞬きした。 「そう……なんだ。ごめん、俺、無神経だったか?」 まさか、涼平に好きな人がいるなんて思っていなかったとその瞳が告げていた。 もしこの場で自分の好きなのは雅樹だと伝えたらどんな表情をするだろうか?
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