君が好きでたまらない

12/32
前へ
/476ページ
次へ
「先輩の人間性が薄いなんて事ないですよ。だって先輩は付き合った人をちゃんと好きになってきたでしょ?」 それを認める事はとても辛い事だけれど、少なくとも雅樹は峰晴が好きだっただろう。 披露宴会場のロビーで流した涙は、悔しい事に峰晴への想いで溢れていた。  決して口には出して聞けないけれど、雅樹はまだ峰晴の事が好きなのだろうか? 気になって仕方ない。 峰晴の事が好きなのに自分の気持ちを抑えているのではないかと。 「先輩の今まで付き合ってきた人って……」
/476ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1983人が本棚に入れています
本棚に追加