君と過ごす一夜

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それなのに浮いた噂もなく、ますます人気急上昇と言う時に元モデルをしていた雅樹の妹との結婚式の招待状が届いたと言うわけだ。 「ああ、なるほど、あんなに素敵な人と付き合っていたら周りの女なんか目に入らないわよね~」 「美男美女のお似合いなカップルよね」  そんな言葉とともに峰晴の取り巻きは彼の元から離れ、今日という、おめでたい日を迎えたわけだ。  噂がなかったのは当たり前だ。 雅樹と峰晴は慎重に付き合ってきたのだから。 まさか自分の妹と二股を掛けられていたとは考えてもいなかったけど。
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