村岡一族

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村岡の屋敷に着くと3人の人が歓迎してくれた。主人の村岡狼と奥さんの村岡澄、子供の村岡太一だ。   「おお!よくいらっしゃいました。どうぞ中にお入りください。」   村岡澄がそう言い中へ入る。   中にはたくさんの警察がいた。怪盗ルビーの予告のためだろう。   「さぁ!お昼にしましょう。マジックジョーカーの皆さん。あ!警部さん達もついでに!」   (この野郎!大企業の社長か何か知らないが、俺たちをついで扱いしやがって。その辺に飾ってある宝石を盗んでやる!)   龍馬は心の中で決心したが盗むことは出来ないので、    「あの、狼さん。そこに飾ってある宝石貰っちゃ駄目ですか?駄目ですよね…」   そう言うと意外な返事が返ってきた。   「そこら辺にあるものは好きなだけ持っていきなさい。でもあの天井に飾ってある宝石は世界に1つしかない、隕石にに入っていた地球外のダイヤモンドだからあげれないがね。」   すかさず真奈美が聞いた。   「好きなだけ良いんですか?」   「ああ。その辺に飾ってあるのはガラスで作ったダミーだからね。」   それを聞くと真奈美がバックにダミーを詰めだした。   「あの天井のダイヤモンドのダミーはないんですか?」   宍戸警部が聞く。   「あるが、あれだけは本物にしたくてね。」   そこに龍馬が口を挟む。   「じゃぁそのダミー貰えませんか?」   「良いぞ、後で私の部屋に来なさい。」   2人の交渉も終わり、食事にした。   食事は最高級のステーキ等だったが、何故か真奈美は無理にワンコ蕎麦を頼み、それだけを食べている。
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