11人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
村岡の屋敷に着くと3人の人が歓迎してくれた。主人の村岡狼と奥さんの村岡澄、子供の村岡太一だ。
「おお!よくいらっしゃいました。どうぞ中にお入りください。」
村岡澄がそう言い中へ入る。
中にはたくさんの警察がいた。怪盗ルビーの予告のためだろう。
「さぁ!お昼にしましょう。マジックジョーカーの皆さん。あ!警部さん達もついでに!」
(この野郎!大企業の社長か何か知らないが、俺たちをついで扱いしやがって。その辺に飾ってある宝石を盗んでやる!)
龍馬は心の中で決心したが盗むことは出来ないので、
「あの、狼さん。そこに飾ってある宝石貰っちゃ駄目ですか?駄目ですよね…」
そう言うと意外な返事が返ってきた。
「そこら辺にあるものは好きなだけ持っていきなさい。でもあの天井に飾ってある宝石は世界に1つしかない、隕石にに入っていた地球外のダイヤモンドだからあげれないがね。」
すかさず真奈美が聞いた。
「好きなだけ良いんですか?」
「ああ。その辺に飾ってあるのはガラスで作ったダミーだからね。」
それを聞くと真奈美がバックにダミーを詰めだした。
「あの天井のダイヤモンドのダミーはないんですか?」
宍戸警部が聞く。
「あるが、あれだけは本物にしたくてね。」
そこに龍馬が口を挟む。
「じゃぁそのダミー貰えませんか?」
「良いぞ、後で私の部屋に来なさい。」
2人の交渉も終わり、食事にした。
食事は最高級のステーキ等だったが、何故か真奈美は無理にワンコ蕎麦を頼み、それだけを食べている。
最初のコメントを投稿しよう!