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天田は驚きを隠せなかった…が…天田の顔には笑みがあった…
「何でそれを知っているんですか?」
伊名はむくっと立ち上がり天田に言う。
「そりゃあ俺も伊達にこの仕事をやってないからな。お前がいくら顔を変えようが何をしようが俺の優秀な部下がすべて教えてくれる。」
「ほう……そこまで知ってましたか……でも…」
「でも…?何だよ?」
天田はまるで合図をするかのように大きな声で言う。
「俺にも仲間がいるんだよ! 外に凄腕のスナイパーが三人もな!」
「……で?それが何?すごいの?」
しかし伊名は別に驚きもしていないし欠伸までしている。
「何って凄腕のスナイパーだぞ …しかも三人…」
天田は驚きもなく無表情でしかも殺気を放っている伊名にまさか…という不安をかかえる。
とそこに……
「ただいま~~」
春が帰って来た。
「!?…そんな馬鹿な…」
天田はさらに驚きすぎて地面に尻餅をついた。…何故なら…
「シュンごめ~ん一人逃がしちゃった…」
春の両手には天田が言っていた凄腕のスナイパーらしき二人の人物の頭を掴んでずるずると引きずって来ていたからだ…
伊名はケラケラ笑う。
「あれが凄腕のスナイパーなの?弱すぎだろ…三流じゃないの?」
「何で……あんなガキに…」
天田は今の状況をうまく飲み込めずにいる
「えっ?知らない?だって俺達は殺し屋専門の殺し屋だよ?」
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