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「あぁ~やっと終わった。疲れたぁ~」
伊名は首をコキコキ鳴らす…
「ごめん。少し強かったから時間がかかっちゃった。」
春は「てへっ」と舌を出してかわいく言う。
「でも一人逃がしたんだろ?大丈夫かよ?」
伊名がほんの少しの不安をこぼした…
「大丈夫だよ。幹奈ちゃんがいるから。呼んでたんでしょ?」
「いや…まぁそうだけど…」
すると玄関にとても小さく女性の声がした。
「…あの……一人…武装した人がいたので……特別に消しときました……」
「あっ!幹奈ちゃん!」
春に幹奈と呼ばれた女性は肌が白く顔は凛としていて髪はサラサラで少し短髪それでいてモデルのような体型をしている。そしてこの場には似合わない着物を着ている。……が
「また恐ろしい武器持ってるね~」
幹奈は背中にアサルトライフルを背負い、右手にサブマシンガン、 左手には血がべっとり付いたサバイバルナイフを持っていた。はっきり言って異様な格好だ。
伊名は幹奈の姿を見て「はぁ」とため息を吐いた。
「本当毎回思うけど末恐ろしい妹だ…」
「……ひどいですよ…」
ちなみに伊名俊一の妹だ…
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