転校生は殺人機械(キリングマシン)

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『おぉ~~~!!』 男子生徒はみんな雄叫びを上げる(伊名以外) 先生は「落ち着け~」と言ってパンパン!と手を鳴らす。 すると男子生徒は皆静かになった… 「……じゃあ入って来てくれ。」 先生がそう言うと教室の扉が開き一人の女子生徒が入って来た。 『…………………』 男子生徒全員……いや…クラス全員がア然とした…(伊名は机に俯せになって寝てたからア然とはしてない) 先生も皆の反応に少し戸惑う。 「……みんな…?どうしたんだ……?」 しかし先生の方には誰も視線を合わせずみんな転校生を見ている。 「はぁ……」 先生は少し落ち込んだ後黒板に 転校生の名前を書いた。 「えー…彼女が今日新しくこのクラスの一員となった…えーっと…菅谷凪(スガヤ ナギ)だ。みんな仲良くしろよ。」 「菅谷凪です。よろしくお願いします。」 菅谷はペコリとお辞儀をした。 『………………』 みんなは今だにア然としている(何度もいうが伊名以外)。 「それじゃあ菅谷は…そうだな…あそこで俯せになってるやつの後ろの席に座ってくれ。」 菅谷はハイと先生に言うと少し長めの髪をなびかせながら俯せになっている奴(伊名)の後ろの席に座った。 「は~い自己紹介も終わったし授業始めるぞ~……ゴラァ!!!」 先生は流石にキレたのかズドン!と机を叩く。 みんなはびくっ!!とすると先生の方に視線と体を向けた。 「お前らなぁ~菅谷を見るのは休み時間にしろ!今は授業中だ!」 みんなは観念したのか『は~い』と言って授業に入った。
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