転校生は殺人機械(キリングマシン)

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「ただいま~…」 「あっ!おかえり~…ってどうしたのシュン?暗い顔して?」 春は女子生徒服(セーラー服)の上にエプロンを着た姿をしてシュンを出迎えた。 「うん…ちょっといろいろあってな…」 「ははぁ~私に言えないってことは…どうせまた津上君の事か ミサちゃんの事でしょ?」 「……まぁそんなとこだ。」 「へぇ…じゃあ今日依頼なかったからご飯作ってるんだけど着替え終わったら手伝ってくれない?」 「…わり…今日調べないといけないことあるから…」 春は残念そうに「そう…」と言って顔を下げる。 「そう落ち込むなよ…そうだ!今度一緒に買い物に行こう!何か買ってやるからさ!」 春は伊名の提案にもあんまり反応を示さず「ありがと…」とだけ言って台所へと戻って行った。 「はぁ~…ったく菅谷のせいだ ぞ…」 伊名はグチグチ菅谷の愚痴を言いながら2階にある自分の部屋へと戻っていった… 1時間後…… 「シュン~郵便物が届いてるよ~」 春が一階から伊名を呼ぶ… 「成る程ね……わかった…ありがと。それじゃまた今度。」 伊名は携帯で誰かと電話していたようだ。 「シューン!開けちゃうよ~」 びりびりっと春が小包を開ける音がする。「待った待った!!開けるな開けるな!!」 伊名は大きな銀色のボオルを持った後部屋から急いで出てきて階段を降りる。春は伊名の異常に焦っている行動に驚いた。 「ど…どうしたの?シュン?そんなに慌てちゃって?」 「はぁはぁ…まだ箱は開けてないな…よし…」 伊名はそう言うと箱にボオルを被せた。 「これ?何なの?」 春はシュンの行動が分かったらしく慎重に聞いた。 「…多分…時限爆弾か遠隔操作の爆弾だろうな…」 「ふ~ん…どうしてそれが爆弾って分かったの?」 「ん…?いや…ちょっと気になる情報が入ったからな…」 ズドォォォォン!!!! 爆弾の爆発した音だ…ボオルに包まれているからか篭ったような音だ。 「どんな情報?」 「…俺の高校にキリングマシン が入ったってさ」
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