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「ただいま!!」
僕が言うと、リビングの方から母さんの「おかえりなさい」とゆう優しい声が返ってきた。僕はその度に安心する。
僕は洗面所へ行き、手洗い、うがいを済ませると、真っ先に二階の自分の部屋へと駆け込んだ。部屋の明かりを点け、ベッドに寝転がる。ポケットから携帯電話を出し、彼女の電話番号に掛けた。
Tururururu…Tururururu…カチャ
「はい」
「もしもし?無事に家に着いたよ☆」
「そう、それは良かったわ」
「………?」
どこか、彼女の様子がいつもと違うのに僕は気付いた。
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