3人が本棚に入れています
本棚に追加
私が家に帰って少しすると、大きな雷が鳴り始めた。
ピカッと光って、ドカーン言う音がした。
かなり大きな音で、きっと近くに雷が落ちたのだろう。
外から、
『くぅ~ん、くぅ~ん』
という、か弱い鳴き声がする。
私は、外に出た。
すると飛鳥が、横たわってブルブルと震えていた。
本当に怖かったのか、どこかに隠れよとしたのか、暴れまわったのか、飛鳥の家の周りには血がついていた。
前に雷があった時よりも、雷の音が大きかったからかひどくおびえていた。
飛鳥が心配だから、私は飛鳥のそばにいた。
けど、飛鳥は横たわったままあまり動かない。
心臓がドクドクと、速まっているのが、伝わってくる。
何もできないけど、飛鳥のそばにいて、家族の帰りを待った。
最初のコメントを投稿しよう!