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「聞いてくれ、華子。」
雅夫は少々興奮気味に話し始める。
「分かったから、雅夫落ち着いて!ほっぺにケチャップ付いてるわよ!」
「あぁ、すまない…
実はな…俺、本当はバーの店長なんだ。親父の会社に勤めてるっていうのは、嘘なんだ。
で、実は…そのバーっていうのは、おかまバーなんだ。
男を恋愛対象として見てる訳じゃないけれど、俺…女装が好きなんだ。心の底では女になりたいとさえ思っている。だから、店員のニューハーフを見るとすごく羨ましいんだ…
俺、変だろ?」
酒が入ったせいか、スラスラと真実が話せた。
「……スゴい。
全然変じゃないよ!雅夫!」
華子の目にも涙が浮かぶ。
互いの秘密を知った今、理解を得られた喜びを噛み締める雅夫と華子。
「別れるって話、取り消しにして貰ってもいいかしら?」
華子は微笑みながら言った。
「もちろん!
それにしても…いままでなにもかも真逆な俺達が、まさかここで一致するとはなぁ😌」
そう。
2人は好きな色も、テレビのジャンルも動物もスポーツもなにもかもが真逆だった。
「本当よね~😌なんか、今すごく楽しいわ♥」
そんなことを話しながら2人は朝まで語り明かした。
ハハハ(🐶^∀^)🍷🍺(^∇^🐱)アハハ
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