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私は元々から備わる忠誠心に逆らい道の隅でうずくまっていた。歩く人々は汚れ物を見てるみたいに私を見ていた
何日居るだろうか…。着ている服もボロボロ。髪はボサボサ。今の私は綺麗だと言われてるアンドロイドには程遠かった。
白くてキレイな物が空から降ってくる。コレは何だろうか…?
「ねえ、君」
ぼんやりと白い物を眺めていたら人に声を掛けられた。ビクッと体を跳ねさせて声のする方へ視線を向ける
そこには黒髪が印象的な男性。顔が整っていて、とても綺麗な人だ。男性でここまで顔が整う人は珍しい
「最近この道に居座るってのは君?」
パチパチと目を瞬かせると、まだ何にも言って無いのに彼は言葉を続けた。
何日もここに居るから、きっと噂になっていたんだろう。私は一言だけ多分。と返す
「じゃあ今すぐ家に帰りなよ。並盛の秩序をこれ以上乱されたら迷惑だよ」
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