放浪

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    なんにも感じない オブラート。 透明水、屈み飲み込む 淡白な表情 青ざめた死体、遺棄     わたしと云う地図が 書けなくなったんだ   出きった世界が 終りのようでもの悲しい   何になりたいんだろう。 自問自答の日々に 指す光は眩すぎて。 吐く息は黒すぎて。     とれなくなったリズム 合いの手 掛け声 それから それから     子供に嫉妬して 地面にキスした   生臭い、午後。    
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