ふゆのにほんじん

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  ぼくらが安心していられる時間って ほんの爪先程度なんだろうね   くちびるがかさつくほど内臓がいたんでも ぼくらは愛しいくらい黙ったままで。   なにか神聖なものの下で ようく眠れればいいのだけれど   いつだってなにかにおわれてたくて   ああ、足がいたいね     ばぁばの太股に挟んでもらって 温もりをもらおうかな    
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