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とどめをさされる。
俺は負けを覚悟した。
拓は予想通りマウントをとってきた。
体を動かそうと思ったが動かない。
拓は拳を大きく振り上げた。
俺は目をつぶった。
もう終りだ。
時間が長く感じた。
いつまで目をつぶっても拓のパンチは来なかった。
俺が目を開けると拓は拳を振り上げたまま目に涙を浮かべていた。
拓「くっ……」
拓は拳を開き、立ち上がり無言で去っていった。
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