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「昨日のテストの結果だけど…あなた達二人を二等兵として我がセルディック国軍に迎え入れることになりました」
起床した二人はカルディナの部屋で結果を聞かされていた。
「本当ですか?よかったぁ」
クランツがほっとした様子で微笑んだ。
「ええ。ですが、まだまだ個人での任務はまかせられそうにないわね。その辺は15歳を過ぎたら、ね。それまで、見習い兵士として頑張ってください」
「はい」
レフィアとクランツが声を揃えて返事をした。
「他の人とすれ違ったら敬礼を忘れずに。はい、二等兵の制服よ。これからはこれを着て生活してください」
緑色の制服が各々に渡された。
「ありがとうございます、中佐」
レフィアが礼を言う。
「それでは、わからないことがあったら私に聞いてください。それから、お母様のことは、我が軍がバックアップしますからね」
「本当に、ありがとうございます!」
クランツが敬礼した。レフィアも続いた。
「はい。共にこの国を守りましょう」
カルディナが目を細め、敬礼した。
「それでは、失礼します」
二人は制服を腕に抱え、自室へと戻っていった。
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