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第一章
チョーカーをつけた途端、ティトレイの体に異変が起きた。
「・・・・えぇ⁉な、なんでなんで⁉💦💦」
美しいスカイブルーの髪が、だんだんと漆黒に変わっていき、魔術師独特の鮮やかなピンク色の瞳が髪の色だったスカイブルーに変化した。
その様子を見ていたフィンレイは、唖然としていたが、やがて声をあげた。
「・・・・ぇ・・・・ティ、ティトレイだよな?」
「えぇ、多分・・・・」
「た、多分って何だよ⁉」
それまで呆然としていたレックスが言った。
「と、とにかく魔術、やってみたらどうだ?」
「・・・・ええ」
ティトレイが頷く。
それから、ティトレイが魔術を使ってみようとする。
だが、
「ねぇ、ここじゃ使えないわ。森へ移動しましょうよ」
と提案する。無論、ここはまだ家の中である。
「そうだな。じゃあ成功したら俺の分も作ってくれよ♪」
「・・・・もぅ。分かったわよ。じゃ、行きましょう」
ティトレイに続いて、フィンレイとレックスも家を後にする。
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