第一章

1/7
27人が本棚に入れています
本棚に追加
/45ページ

第一章

チョーカーをつけた途端、ティトレイの体に異変が起きた。 「・・・・えぇ⁉な、なんでなんで⁉💦💦」 美しいスカイブルーの髪が、だんだんと漆黒に変わっていき、魔術師独特の鮮やかなピンク色の瞳が髪の色だったスカイブルーに変化した。 その様子を見ていたフィンレイは、唖然としていたが、やがて声をあげた。 「・・・・ぇ・・・・ティ、ティトレイだよな?」 「えぇ、多分・・・・」 「た、多分って何だよ⁉」 それまで呆然としていたレックスが言った。 「と、とにかく魔術、やってみたらどうだ?」 「・・・・ええ」 ティトレイが頷く。 それから、ティトレイが魔術を使ってみようとする。 だが、 「ねぇ、ここじゃ使えないわ。森へ移動しましょうよ」 と提案する。無論、ここはまだ家の中である。 「そうだな。じゃあ成功したら俺の分も作ってくれよ♪」 「・・・・もぅ。分かったわよ。じゃ、行きましょう」 ティトレイに続いて、フィンレイとレックスも家を後にする。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!