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変わり者
アンタは俺と目線を合わせるようにしゃがんでおれに話しかけた
「こんばんわ。素敵なオチビさん 君と僕はよく似てる。 僕の家においでよ。」
初めて向けられた笑顔はとても
とても嬉しくて
とても嫌だった
俺はアンタの指を噛んで
一目散に逃げ出した
孤独という逃げ道を
でも
どれだけ逃げても
アンタは付いてきた
俺は捕まった
変わり者のアンタに
変な事になっちまった
でもこの腕の中は
あったかかった
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