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消えない名前
雪の降る山道
俺はアンタはとの約束を口にくわえ
歩いていく
変なガキ共が笑いながら
「みろよ 悪魔の使者だ」
石を投げてくる
なんとでも呼ぶがいいさ
俺には
ホーリーナイトという
消えない名前があるんだから
「ホーリーナイト」
聖なる夜と呼んでくれた
優しさも
温もりも
すべて詰め込んで
呼んでくれた
忌み嫌われた俺にも
意味があるとするなら
この日の為に生まれてきたんだろう
どこまでも走るよ
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