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「飛びたいよぅ。」
生まれてから初めて口にした言葉はそれだった。
「飛べないよぅ。」
3才の時屋根から落ちた君はそう言ってさめざめと泣いた。
「なぜ僕は飛べないの?」君は不思議がりました。
だってそうです。
君の周りは全員きれいな羽根を持った天使ばかりでしたから…
何故自分だけ飛べないか不思議でしょうがないのは当たり前でしょうね。
君が飛べた時は死んで天に昇って行ったときですら
天使達に手を引いて行ってもらったくらい
君は本当に飛べなかった。
君は天使?
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