第二章

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第二章

    ガラガラガラ       教室から出た少年はちょっとだけ驚いた。         教室同様、血が飛び散り、天井からは無数の鎖が垂れ、床は血で汚れた鉄に変わっていた。         (にしても、すげぇ世界だな……)       とりあえず少年は学校をうろついてみた。       『………んー、なんもみあたらねーな…………』       少年は職員室に入った。       『誰もいねぇ職員室とか…………なんかすげぇ広く感じるなぁ。』       ガタッ       (!!)       音がしたので少年は音のするほうを見た。     『おっ、人だ。』     少年は近寄った。     『やっとで人を見つけたよ。で、君はだ………………!!』     少年は後ろに引いた。     『う、うわぁああ!!』     そこにいたのは人であった。が、姿は人でも心は失われていた…………。ゾンビのように……………。       『オ゙ォ…………』     声にもならぬ声を発している………       『グォォオ!!』     少年を見たゾンビは少年を襲ってきた。     少年は必死に逃げた。       『ハァ、あんなのいるって聞いてねぇーぞ!ハァ、ハァ…………』      
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