第三章

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    バスの中には誰もいない………   運転手すらいなかった。     それでもバスは少年だけを乗せて走りつづける……     行く所も分からずに………    少年は窓に映りゆく景色を見ていた…………     一言で表すなら……………          狂気………         街にはゾンビが溢れていた………       少年がその光景に釘付けになっていた時である。       ドンッ       バスが大きく揺れた……           『いてててっ。んだよ急に…………』       どうやら建物にぶつかってバスが止まったようだ……………       オ゙ォオオ………   グォオ………   ア゙ァア゙ァァ………       至るところからゾンビの唸り声が聞こえてくる……     少年は外にいるのは危険だと思い、建物のなかへと入っていった…………        
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