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バスの中には誰もいない………
運転手すらいなかった。
それでもバスは少年だけを乗せて走りつづける……
行く所も分からずに………
少年は窓に映りゆく景色を見ていた…………
一言で表すなら……………
狂気………
街にはゾンビが溢れていた………
少年がその光景に釘付けになっていた時である。
ドンッ
バスが大きく揺れた……
『いてててっ。んだよ急に…………』
どうやら建物にぶつかってバスが止まったようだ……………
オ゙ォオオ………
グォオ………
ア゙ァア゙ァァ………
至るところからゾンビの唸り声が聞こえてくる……
少年は外にいるのは危険だと思い、建物のなかへと入っていった…………
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